菊花 Chrysanthemum
概要
菊花は花を主に食す、キク科キク属の山菜・野草・花。別名、「きくか」「甘菊」「黄甘菊」とも呼ばれます。
菊花の持ち味
薬膳・中医学
主に風邪のひき始めなどに、食材の「涼性・辛味」が持つ発汗の作用により体表の病原体を駆逐する働きがあります。食薬として辛涼解表類に分類されます。(※肝経,肺経の経絡に強く作用)
疏風清熱
病原体を駆逐し、体内の熱を冷ます。詳細
清肝明目
肝の機能を整えて目のかすみを取り除く。詳細
清熱解毒
体にこもった熱を冷まして取り除くと同時に、毒素を体外に排出する。詳細
下処理
- 葉先の褐変した傷んだ部分をカットし取り除く。
- ひげ根を切り落とす。
- 用途に合わせてカットする。
おいしい保存法
水分含有量が少ないので、冷凍やドライで保存しても、風味や食感が失われにくいことが特徴です。
常温保存
泥つきのものは、ポリ袋から取り出し、新聞紙で包んで冷暗所で1ヶ月ほど保存できます。その際、「立てて保存」が基本です。
冷蔵保存
冷蔵庫に入る長さに切り分け、ラップで包んで密閉し、立てて保存。1週間ほどで使い切ってください。
冷凍保存
みじん切りや小口切り、斜め切りなど、使いやすい形に切り、小分けにしてラップに包むことで、1ヶ月ほど保存できます。
ドライ保存
みじん切りや小口切り、斜め切りなど、使いやすい形に切り、重ならない様にざるに載せ、2〜3日天日で乾燥させます。1ヶ月ほど保存できます。
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