里山野菜

茄子 Eggplant

漬け物や炒め物、天ぷらなど幅広い調理が可能。 味噌や油など照りやコクのある食材との相性は抜群です。

茄子

概要

茄子は実を主に食す、ナス科ナス属の実もの野菜。別名、「ナスビ」「夏実」「梨実」「Aubergine」とも呼ばれます。紫紺色の皮と、柔らかい実の部分を食す夏が旬の野菜です。茄子の皮は「なす紺」とも呼ばれ、抗酸化作用のあるアントシアニン[ナスニン]を豊富に含みます。

茄子は淡白な味や食感であることから、コクや照りがある食材や調味料(例えば辛味噌や、油など)との相性がよく、炒め物や天ぷら、麻婆茄子などにして食するとやわらかくなり、とても美味しくいただけます。

また、漬け物にするとほどよく水分が抜け、しっとりとした食感になります。

茄子の持ち味

  • 油と調理することにより、やわらかく舌触りが良くなると同時にナスニンの消化吸収が促され、一石二鳥。
  • 味噌や油など、コクや照りのある食材や調味料との相性が抜群。
  • 紫色の色素をうまく利用すれば、色も楽しめる。
  • 漬け物や煮物にするなら、天日ドライがおススメ。
  • 秋になると皮が柔らかく実が締まって一層おいしくなる。

薬膳・中医学

中医学において血に関する病気の治療に用いられる食薬で、主に各種出血の症状を和らげる働きがあるものを指します。働きがあります。食薬として止血類に分類されます。(※脾経,胃経,大腸経の経絡に強く作用)

清熱活血止血

血の巡りを良くして、血中に滞った熱を逃がし、各種出血を抑える。詳細

消腫利尿

むくみや水腫の原因となる、体内の余分な水分を尿として排泄させる。詳細

健脾和胃

脾を強くし、胃の調子を整える。詳細

禁忌

体を冷やす作用が強いため、特に妊婦には注意が必要です。

下処理

  1. ヘタ部分をカットし取り除く。
  2. 用途に合わせてカットする。
  3. 水にさらしてアクを抜く。

おいしい保存法

常温よりも冷蔵が長持ち。漬け物や煮物にするならドライ保存がおすすめです。

常温保存

1本ずつ新聞紙やペーパータオルで包んで冷暗所に立てて保存。1〜2日保存できます。

冷蔵保存

冷蔵庫に入る長さに切り分け、ラップで包んで密閉し、立てて保存。1週間ほどで使い切ってください。

ドライ保存

輪切りや半月切り、乱切りなど、漬け物や煮物に使いやすい形に切ったら、水にさらしてアクを抜きます。その後水気を拭いて重ならない様にざるに載せ、2〜3日天日で乾燥させれば、1ヶ月ほど保存できます。水分が適度に抜けて、味が染みこみやすくなります。

最終更新日
甘み
うまみ
塩味
辛味
苦味
酸味
香り
1
水分
8
特徴的な食感
1
濃厚なボディ感
1
ポジション
食用部位
エネルギー
22kcal/100g
栄養成分
ビタミンB1、ビタミンC、カリウムなど