いちご Strawberry
甘さと酸味が子供や女性に大人気の果物。 体を内側から潤し、美容効果も期待できます。
概要
いちごは実(正確には花托)を主に食す、バラ科オランダイチゴ属の果物。別名、「苺」「草苺」「オランダイチゴ」とも呼ばれます。日本に渡ったのは江戸時代で、オランダ船によって運びこまれました。
初夏が旬の果物で、食薬としては体内にこもった熱を穏やかに冷ましながら、体に潤いを与える効果があります。
果肉は柔らかく甘味と酸味をバランスよく含むので、生の状態で食すのがもっとも美味しくいただけます。
1日10粒で、必要なビタミンCが補給できるとされており、美容やアンチエイジングなどの効果も期待できる万能果物です。
いちごの持ち味
- 素材の味覚と香りを楽しむなら「生食」が一番。
- 甘めのデザートには、酸味がきいていて硬めの食感のいちごを用いると良い。
- 鮮やかな赤色を活かして、フルーツソースに加工すれば料理にも使える。
薬膳・中医学
体に必要な水分を補充し、体の組織や器官を潤す働きがあります。食薬として滋陰類に分類されます。(※肝経,胃経,肺経の経絡に強く作用)
潤肺生津
肺に潤いを与え、体に不足した水分を増やす。詳細
滋陰補血
体に必要な潤い(水分)や血液を養う。詳細
清熱解毒
体にこもった熱を冷まして取り除くと同時に、毒素を体外に排出する。詳細
利尿
体に滞った余分な水分を、尿として排泄する。詳細
健脾和胃
脾を強くし、胃の調子を整える。詳細
おいしい保存法
常温保存
冷蔵保存
冷凍保存
アルコール漬け
砂糖漬け
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